8.≪自分でインシュリン調整≫

 11月に入って、みっちょんは度々
低血糖になりはじめました。
 獣医さんが言った
「インシュリン量が決められない厄介な個体、
 残念ですが...」
という言葉が何度も浮かびました。

 インシュリンを打っていいのか、打たないほうがいいのか、
 判断に迷うことが多くなりました。
 こんな時、薬局で売っている
尿検査紙が役に立ちました。


 猫HPさんで教えて貰ったのですが、本当に、感謝、感謝!!!

尿検査紙
に反応があれば、最低でも血糖値は200以上あるそうです。
そして、反応がなければ、注射はパスするようにと、主治医から指示されました。

ところが、ネット獣医さんには、インシュリンを打ったり、打たなかったりすると
※「ソモギー」になるので、尿検査紙に反応がなくても、
通常の半分量のインシュリンを注射する方がいいと言われました。

結果としては、ネット獣医さんの方法は、低血糖になり、即止めました!!!
固体を診ていない獣医さんの意見は、聞かないほうがいいと思いました(−_−;


毎日、食事の時間・注射の時間・インシュリンの量・トイレの時間・尿検査の結果、
これらをこまめにメモすると、大まかにですが、インシュリンの効きはじめる時間が
わかりはじめました。
インシュリン量とオシッコ検査紙の色の変化の関係もわかるようになってきました。


フェレットは、猫に比べるとトイレ回数が多いので、データーは取りやすいです。(^_^

11月に入って、みっちょんは、尿検査紙が反応しないことが多くなってきました。
それで、獣医さんに、今まで取っていたデータを見せて、
自分で様子を見ながら調整したいと相談しました。

詳しく書きこまれたデータを見せると、これには獣医さんもびっくりというか
ちょっと呆れた顔をされてしまいました。
「諦めろって言ってるのに...」といった感じにも見えましたが、
とりあえず「それじゃあ、自分でやってみたら」とOKがでました。

それで、インシュリンを少しずつ増やしていった時の反対の要領で
少しずつ減らしてみることにしました。


インシュリンは最高0.14mlも打っていましたが、どんどん減らして
最後は、0.005ml(一番小さな注射器の1目盛りの半分です)に減らしても
尿検査紙が反応しなくなりました。

そしてついに、11月28日の夜から、インシュリンを打たないで
様子を見ることになり、そのまま、インシュリン離脱し、
ご機嫌に過ごせるようになりました。\(^0^)/





闘病中は、ネット獣医さんに相談したりもしましたが、
「ソモギー疑惑」以外にも、「副腎の機能亢進(予後不良)」だとか
「クッシング症候群(これも副腎の病気で予後は不良)」だとか、
「輸液の点滴で、
ある程度の延命治療だけならできる」と言われ
いい情報は、ひとつももらえませんでした。
むしろ、最悪の時のことばかり教えられて、
随分落ち込んだりもしました。

←みっちょんにつかっていた尿検査紙。
 薬局で、普通に買えますが、ケトン体は計れません.
 ケトン体を計りたい時は、獣医さんで分けてもらうといいと思います


←オシッコ採取には、100均のオタマを利用。
 (糖尿病猫HPさんで、教えてもらいました)


みっちょんにつかっていた物は、もう処分してしまったので、
お写真は普通のオタマですが、
先が丸ではなく、少し平べったくなった物の方が
採取しやすいと思います。
オタマを持って、みっちょんの後をウロウロ付いて回り
嫌がられました。(苦笑)

あとは、ペットシートにサランラップを敷いて
採取しました。
この方法は、後足が塗れてしまうのがちょっと難点。

お別れの時がくることについては、ある程度の覚悟は必要です。
でも、他人から「覚悟したほうがいいですよ」と言われるのは、
気分のいいものではありませんでした。

固体を診てもいないくせに、あなたに何がわかるのよぅ!?
と腹も立ちました。


飼主の精神衛生上、闘病中はなるべく悪い情報は
耳に入れないほうがいいと思います。
悪い情報をくれる人は「余計なお世話!」と思って、無視しましょう!!!


 ※「ソモギー」

 インシュリンで血糖値が下がると、身体が「大変、血糖値が下がったー!」と
 またまた血糖値をあげてしまうことがあります。
 これがソモギーなのだそうです。
 ダイエットのリバウンドのようなものだとか...

 ソモギーになると、インシュリンに対して抗体ができてしまい
 すべてのインシュリンが効かなくなることがあるそうです。

 注意
 
 尿検査紙で反応が出た場合でも、その反応は、数時間前の血液の状態であって
 今現在の血液の状態ではありません。

 なので、尿検査紙で反応があったから、今は高血糖の状態、
 反応がなかったから今は正常値と、安易に判断するのは、危険です。
 あくまで、目安として、後は、固体の状態をよく観察して下さい。

 みっちょんの場合は、1〜2時間くらいの誤差があったように思います。

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